成立の背景

B型肝炎特別措置法は、予防接種などの注射器の連続使用によってB型肝炎に感染した人や、それらの人から母子感染、父子感染した人、遺族などを対象に給付金を支給するということです。B型肝炎患者が初めて訴訟を起こしたのは、1989年のことであり、それから2006年、最高裁判所にて国の責任を求める判決が下されました。

母子感染2010年には札幌地裁の和解勧告があり、それから2011年は患者である原告団と弁護団が国と基本合意を結び、翌年1月に締結されたのが、給付金の支給を定めたB型肝炎特別措置法でした。多くの患者とその家族の努力があって、B型肝炎ウイルスへの集団感染に対する国の責任が認められるようになったのです。

現在でも、多くの患者及びその家族が、B型肝炎ウイルス訴訟と戦っており、国家賠償請求訴訟を提起しています。患者はもちろんのこと、亡くなられた方においても、相続人が手続きをすることによって給付金を受け取ることが出来る可能性があります

B型肝炎特別措置法は、裁判の簡素化を含めた全体の手続きの効率化のため制定されたものであり、今回の法律改正では20年と期間が延ばされたことにより、母子感染や三次感染の人にも救済のための手立てが整っています。